井戸掘り仕組み

長野市赤沼の地層 粘土層は32m

14-01-29  井戸を掘る前にその場所の地層が分かっていれば非常に助かります。 地層構成は各自治体で教えてくれるようですが、どこの部署かどうかはそれぞれの自治体にお尋ねください。
さて長野市の場合は長野市立戸隠地質化石博物館というものがありますが、ここでかなりの情報が得られます。 長野市赤沼地区は新幹線工事の際、ボーリング調査が行われていたのでその情報を教えて頂きました。地下30m程度まで粘土層が続き、 それを越すと水脈に達するとのことでしたが、実際に掘ってみるとほぼ正確に32m地点で循環水から砂が出始めました。 砂の層をさらに掘り進んだところで石に当たったので掘削を止めましたが水量は十分です。以前、別の赤沼の現場で10mで十分水がでたので掘るのを止めましたが、 この水は地下水というよりは近くの浅川の浮遊水というのが正確でしょう。非常に鉄分が多く臭みもありました。
今回の32m地点の水は臭みもなく水量も多く goodです。汲み取った水を爆気してみましたが鉄分が出てきません。 たぶん少ないのでしょう。ほとんどの井戸水は鉄分を含んでますが正確には水質検査をしてもらわないと分かりません。
長野市赤沼の地層
0m~2m表土
2m~32m粘土層 途中三回植物の堆積層に当たり木屑などのコルク辺が出てきました。6mおきぐらいです
32m~???砂層(水脈)にあたりますが砂層の下の堆積層までは到達できませんでした。1mくらいしかないとの情報があったので1m掘って止めました(玉石に当たったため)